『タージマハルの衛兵』プレビュー公演
素晴らしい作品だった。
何年たっても忘れないと思う。
思ったことを無秩序に
想像力は、目の前に広がる視覚的な恐怖を超越した恐怖を、頭に浮かばせる。
「怖い」「考えたくない」と思っても。
たわいもない会話から思いもよらない方向へと進行していく物語。
「タージマハルを超える美しいものをつくらせないために、16年もの年月を費やして完成させた人たちの両手を切り落とす」
「美の終わり」
絶対的な権力をもつ国家を目の前に、個人は何ができるのか。
「知ること」は人間に充足感をもたらす。
「想像力」は開放をもたらす。
「美しいと感じること」は快をもたらす。
しかし、絶対的な権力を行使する国家に従属する個人にこの3つの力によって言葉では言い表せないほどの絶望を味合うことになる。
だから、考えることをやめないといけない。
考えるな、となる。
考えるな、知ろうとするな。
「知りたいと思う」ことが人間らしさであり、
「知ること」で充足感を得る。
むずかしいね!