ダッ.

Twitter : @_m_rouge 独り言が大きい。

新国『東京ゴッドファーザーズ』観劇メモ

(ネタばれも含むメモ)

 

新国小劇場『東京ゴッドファーザーズ

 

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キャスト

  • 杉村誠子
  • 周本絵梨香
  • 阿岐之将一
  • 玲央バルトナー

 

<原作>

観劇前日の夜、寝る前にアマプラでレンタルし原作を視聴。

現22歳だからか常識が無いからか今監督も作品も存じ上げていなかったが、

あまりの面白さに脳覚醒。

ストーリーやテーマも面白いが特に細かい描写がとてもユーモアに富んでいて

ここで笑いを入れてくるかというところで沢山爆笑させられた。

間とテンポが物凄い。

少しシリアスなシーンでここぞというタイミングで笑かせてくるので、

不謹慎な気持ちになりながらも爆笑することも。

救急車突っ込んでくるシーン、おばちゃんたちの井戸端会議、諭吉の表情を変える描写等々素晴らしい!

本編中の音楽も素晴しいのに、エンディングでもう一仕掛けあって、天才。

 

<舞台>

観ながら感じてたこと(概ね時系列)

・牧師の説教中に、牧師がいる舞台中央がせりあがってその下にホームレス&ゴミたちが出てきたときに「うお~」と思った。シンプルに身分がそのままポジションの上下で可視化されてるのと、単純になんかでてきたーという面白さ。

 

・赤ちゃん登場の泣き声サウンドが盛大に神がっかてた。

・赤ちゃん発見からのミユキの反応のテンポがかなりはやく、捨て子に遭遇した

 衝撃とか色んな起こるであろう感情が少し感じられにくかった。

 

・ミユキが「水」を買いだしに行くシーンは、溜り場というか家で待つギンの身の上話と同時進行のため、目が足らず、どっちもあまりよく見るということができなかった。

 

・駅ロッカーシーンでは裏面になるブロックの座席だったため小道具やロッカー(キャスターで転がす)の音やそれを出し入れするキャストさん、

+駅構内の混沌とした雰囲気を演出するために行きかう人たちの演技で肝心の主要3キャラの声が聞こえづらく、何が行われているか分かりにくいと感じた。

 

基本的に原作で同時間に進行しているものを、

ステージ上で上手く場所を別けて同時進行しているためかなり視覚の情報量が多い。

これが上手く機能して演劇だから出来た深みのある表現になったシーンと、

もう少し丁寧に観たかったと思うシーンが出てきた。

 

主要3キャスト以外の8人でその他大勢のキャラクターを賄っていることもあり、

その変化の面白さとか、組み合わせがかなり面白かった。

 

・結婚パーティーの銃殺害のシーン、みなさんストップモーション物凄く上手で面白かった!!!

 

・その後の「大掃除」シーンで殺された新郎を演じた阿岐之さんが若い暴力集団としてでてその最中に照明で区切られた場所で、アナウンサー役になり新郎殺害ニュースを読み上げ、終了と同時にまた暴力集団に戻る演出が面白かった。

 

・ハナが昔お世話になってたゲイバーでマスターとの会話。

 「あの頃は本当に楽しかった」からの回顧シーンが最高だった。

 全盛期を思わせる華やかな衣装に身を包んだハナが歌う「ろくでなし」

最高に明るい場面で、本気のショーを見に来たかのような面白さ。

なまめかしい感じと思いきや大きすぎる声量が超おもしろかった。

あとシンプルに透け素材の赤いドレスから見える筋肉がすごかった。(笑)

 

ある客に「このくそじじい」と罵られて八倒しに行くハナ(松岡昌宏)さんの後ろ姿が

勇ましく頼もしくもう完璧な!!面白いシーンだった。

そこからの袖で早着替え→マスターとの会話の切り替えの早さが素晴らしかった。

しかも早着替えでぎりぎり間に合った!みたいなわざと笑いを取りに行くでもなく

しっかり心もあったのですごーい!てなった。

あれだけ動いたら息切れててもおかしくないのにすごい。

 

 

 

 

以下 時間がある時に随時加筆🤝

 

六月大歌舞伎初日 第一部『御摂勧進帳』『夕顔棚』第二部『桜姫東文章 下の巻』 観劇メモ

2021年6月3日(木)

歌舞伎座の六月大歌舞伎初日の

第一部『御摂勧進帳』『夕顔棚』

第二部『桜姫東文章 下の巻』を観劇。

 

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www.kabuki-bito.jp

第一部は実質2列目の中央のお席。

こんないい席久しぶり。長らく三千円と五千円の席で楽しんでたけど

予約ががら空きだったので久しぶりに前にしてみた。

 

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劇場ついてまさかとは思ったけどチケット予約したときと変わらないぐらい

人がいない!!こんなに人がいない劇場はじめてみた。(笑)
まあ普通に考えて平日の11時から観劇なんてどこのニートだよってという

時間帯ではあるが、かなりの衝撃。

 

『御摂勧進帳加賀国安宅の関の場)

4月に白鷗&幸四郎さんの両バージョン見た『勧進帳』よりも早くに成立された

作品のようで、ストーリーも各キャラクターの見た目・中身ともにかなり違いがある。

豪快で古風な江戸荒事といわれるものらしい。


<キャスト>

武蔵坊弁慶  芝翫

富樫左衛門  鴈次郎

源義経    雀右衛門

斎藤次祐家  亀鶴

新圧鈍藤太  松江

出羽運藤太  吉之丞 など

 

<感想>
斎藤次祐家(亀鶴さん)の台詞大忘れが大打撃だったけど、江戸荒事な豪快な弁慶を演じる芝翫さんが素晴らしく楽しかった。『勧進帳』との比較で各キャラの違いも面白かったけど、番卒たちの首がたくさん入った大きな桶に仁王立ちしてかき混ぜるラストは迫力もあり「来てよかった!」となる。

 

<斎藤次祐家(亀鶴さん)>

今回盛大にやらかした亀鶴さんについては、しっかり記録しておこうと思う。

こうゆうことは書かないほうがいいと思う気持ちもあるけど、1万5000円のチケットを払ったからには書いておきたい!

 

中村亀鶴さんが演じられたのは、関守の斎藤次祐家。

情け深く義経一行と察しながら、弁慶らの通過を許可する富樫とは正反対に

弁慶らを頑なに捕まえようとする役。(全く端役ではない。)

 

まず異変第一が、花道登場からの開口。

舞台中央の関守の松江さんか吉之丞さんどちらかと、思いっきり声がぶつかって

「あ、やべえ」という表情で黙る。一瞬「?」な空気が流れるも、まあこうゆうことも起こりうるよねという許容範囲のレベル。

その後もなんか怪しい雰囲気が出てたけど、まあ置いておいて、、。

 

大事件は割と重要なシーンかつ、弁慶よりも目立つステージ中央で勃発。

富樫と並んだ位置で、弁慶らは絶対義経一行だから捕まえなければならん!という

やり取りが行われるシーン。

亀鶴さんはなんと退場までのほとんど全ての台詞を忘れてしまっていた。

 

地に足がついてなくて浮遊している雰囲気が出ていてたが、そういうことだった。

 

そんな台詞忘れ亀鶴さんを救済すべく上下の袖から台詞を教える声が飛んできていた。

亀鶴さんは平均的にそれを復唱するか、0.5~1秒遅れで被せて台詞を発していた。

再現するとこんな感じ。

 

他の役→謎の沈黙→袖から台詞の声→亀鶴さん発声→他の役→謎の沈黙→袖から台詞の声→亀鶴さん発声の繰り返し。

 

一文忘れとかではなくてすべてのなので、会話というか、劇というか、全ての流れが

いちいち停止する状態。

 

袖から台詞が投げ込まれる時点で気になってしまうのに、ミスの訂正も豪快に下手で

目も当てられない。いや実質2列目で、目の当てどころがなく、目の前で停止する芝翫弁慶を見るのも気が引けるので私は亀鶴ウオッチングをするほかなかった。

 

せめてうまいことカバーできないだろうかと見守るも

毎回「やばい」というのが表情に出ていて、動きともかみ合っていない。

この時間いつまで続くんだろうと思っていたら、最後まで台詞補助を受けた後

盛大にハケて行った。

 

なんだろう。

大事なストーリーが全く持って入ってこなかった。罪深いぞ!

 

原因が気になりますね!もしかしたら、亀鶴さんが重大な病気だったり、体調や脳に関する不調があるのかもしれない。または、十分な稽古時間がなかった。など

台詞補助隊がいたということは、ゲネプロの時点でもう覚えられておらず厳しそうだからこうゆうシステムにしたのか、、。

 

仮に稽古でできていて今日限定の話だったらしょうがないけど、

今日の時点で覚えていないのなら、台本を持つまたは、口パクで袖の人に読んでもらうの方が作品全体を破壊せずに済むと思う。

 

歌舞伎見始めて一年なんだけど、こうゆう台詞援助はよくあるものなのだろうか。

でも、なんの事情も知らない人は「台詞を覚えていない演技が出来な人」としか受け取れないし、お金をもらって見せるレベルのものではないと感じた。

 

<その他メモ>

義経雀右衛門さん4月に引き続き美しい。

 衣装がとってもかわいい。紫と白と金。

・弁慶にやられる番卒の人たちにアクロバティックな動きがすごい!

・江戸荒事な芝翫弁慶の豪快さは見もの

・亀鶴さんハケ後は芝翫さんのお陰で「うお~!!」という圧巻のもと心から拍手できた。

・首で玉入れ、すごく面白い。(笑)

・昨年より取り入れられているコロナネタ、どの作品でも割と芸がなく飽きてきた感じがある。

 

 

 

『夕顔棚』

旧盆の暮れに老夫婦が夕涼みを楽しむお話。

 

<キャスト>
婆  菊五郎

爺  左團次

里の男  巳之助

里の女  米吉   など

 

<感想>

さいこう!さいこう!この作品が最高だったから、一部観に来た甲斐があった。

救われた~!!

左團次さん登場から完璧だし、お風呂上がりの登場をキメた菊五郎さんのお婆さんが破壊的に素晴らしかったwwwwwww

 

なんだろ色々完璧で、もはやユートピアだった。

夫婦の距離感とか、お互いを大切に思っているというのが根幹にあったうえでの

罵倒とか、理想の夫婦像!!とてもゆったりとした心地の良い時間の流が最高でした。

 

盆踊りの音で若いころを思い出して踊りだす二人。

菊五郎さんの婆さんが格別だった。

確かに体は若いころを思い出しているのに、顔は割と死にそうな表情していて

何とも言えない面白さ。「さいこう!!」が私の胸に溢れた。

 

里の男 巳之助さん、里の女 米吉さんのお二人も素敵だった。

米吉さんは可愛らしい女の子といった感じでずっと見ていられる。

 

目の前で遮るものなくこの愛らしい夫婦を観れたことは一生の思い出になるなあ。

幕切れまで表情をしっかり味わえたのは、この席にして正解だった。

 

 

第一部迷っている方いたら、チケットあまりまくっているので是非素敵な老夫婦を

見届けに行ってみてください。

 

 

第二部『桜姫東文章 下の巻』

 

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<キャスト>

桜姫  玉三郎

清玄  仁左衛門

長浦  吉弥

残月  歌六

お十  孝太郎

奴軍助 福之助

吉田松若 千之助

判人勘六 橘三郎 など

 

<感想>

ぎゃ~!ついに来たこの日!!

4月に上の巻を観てから強烈に楽しみにしていた。

ぎりぎり取れたお席は2階の端。オペラグラスで表情確認!!

 

玉三郎さん美しすぎるううう。

 

今回は上の巻のストーリの振り返りからスタート。

ステージ中央に出される4月公演の写真?に再びうっとり。

この説明を担当した役者さんの名前を存じ上げないけど、

作品の世界への導入となる続く素敵な語りでした。

 

感想

 

大まかなあらすじを見るとてっきり悲しい物語や、悲壮的で、運命の気まぐれさみたいなことを描いていそうなのに、ぶっちぎりで面白い!

 

え?そんな物事の通し方ある?とびっくりするような奇抜な展開・設定がちらほら。

しかもそんな大ボケに対してツッコミもなく進んでいくので、かなりの爆笑もの。

鶴屋南北すさまじい!!

 

歌舞伎のことまだまだ知らないけど、こんな面白い話を書く人が200年くらい前の日本にいたなんて。

 

細かい物語の色々は置いておいて、

今回も玉三郎さんの美しさに見惚れて物理的にも視野がかなり狭くなってしまった。

 

上の巻での玉三郎さんは、まだ右も左も分からないといった少女で

そのあどけなさがもうもう可愛くて、可愛くて。

思わずたくさんプロマイド購入したけど、清玄に連れられて手を預けてるときの

白菊丸の表情、そしてポスターにもなっているあのシーン!!

表情もしぐさも目つきもすべてが完璧だった4月。

 

そんな桜姫とは打って変わて下の巻では、姫らしさも残しつつ大人になった桜姫。

少しツンとしたところが最高に可愛い!!ツン、ツン!(語彙力)

観賞中の私の脳内「可愛い!美しい!!可愛い!美!圧倒的美!!大!優!勝!!」

 

・・・。

 

冷静に私は71歳の方になんて言葉を投げかけているのだろうか。

ちなみに私の祖母が73歳。

玉三郎さんは実質おじいちゃん。数字だけ見たらリアルおじいちゃん。

 

で!何あの美しさ!あどけなさ!え?え?

どうゆうこと!??

 

あまりの美しさ、すばらしさにコンタクトが盛大に乾燥。

 

ツンと強い女性な一面も見せる玉三郎さんに、うっとりしつつ

4月のあどけない!!のももう一回、いやせめてあと150回だけでいいから

見たいという熱い気持ちが大洪水。

 

もうね、視線の動き。

目が流れる、あの動き!!ぎゃーーーー!!(うるさい)

 

再び口説きにかかる仁左衛門権助の男気溢れる色気もすさまじいですね

77歳って年齢詐称ですか?

 

桜姫を狙う残月にうちら夫婦だからと

おそろいの入れ墨を見せる時の仁左衛門さんのかっこよさといったらもう、、、

玉三郎さんの白い腕をひっぱて見せる時の、

仁左衛門さんと玉三郎さんの構図の美しさも凄まじい。

どこの絵画ですか?と「?」がいっぱいになる完璧な美しい構図に目が釘付け。

それとは反対側に目を流す玉三郎さん!美!美!美!

 

泣いて寝付かない赤ちゃんを刀であやそうとする玉三郎桜姫の破壊力(笑)

本当に自由自在にそしてどんな動きにも演技としての説得力があって素晴らしい。

 

 

仁左衛門さんの早着替えも含めて見どころ尽くしの贅沢な作品。

ユーモアとおかしみに富んでいて、もうこの上ない極上の幸せ・・・。

 

4月に一枚しかとらなかった反省で今回はチケ戦争頑張って1等席を2枚確保。

次回は来週。次はもっと全体もみてこようと思う。そして、玉三郎さんと仁左衛門さんのすべてを目に焼き付けるううう。

 

あとここだけの話、今回なんと発売直後に売り切れたはずの第二部桜姫。

松竹のオンラインを監視していると昨日今日で6回ぐらいチケットが出戻っているを

発見した(爆風)

 

基本なぜか「〇」になってて、座席選択をおすと実際開いている席はなく、また「×」になるという超常現象だったのがついさっき、6月4日22:30 三等席に一席空きができ

三枚目のチケットゲット!!

なんだこの現象は!?

 

キャンセルなのか?

松竹はチケトレという公式リセールシステムを導入しているけど、そのサイトは

出品者との売買だから、公式の方に席が戻ることは無いと思うのだけど・・。

 

理由は分からないけど、とりあえずそんな超常現象が完売にしては

高頻度で起こっているので、まだ狙っている方は、空いてるときに逐一予約サイトを

監視することをお勧めします!!

 

 

『終わりよければすべてよし』メモ

彩の国シェイクスピア・シリーズ 第37弾『終わりよければすべてよし』観劇メモ

 

5月13日13:00公演

 

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バートラム:藤原竜也
ヘレン:石原さとみ
デュメイン兄弟:溝端淳平  
ラフュー:正名僕蔵
ダイアナ:山谷花純
デュメイン兄弟:河内大和
ルシヨン伯爵夫人:宮本裕子
パローレス:横田栄司
フランス王:吉田鋼太郎

 

作:W.シェイクスピア 
翻訳:松岡和子
演出:吉田鋼太郎
(彩の国シェイクスピア・シリーズ芸術監督)

美術:秋山光洋
照明:原田保
音響:角張正雄
衣裳:西原梨恵 
ヘアメイク:佐藤裕子
演出助手:井上尊晶、市村直孝
舞台監督:小林清隆

作曲 飯田俊明

 

終演直後メモ

・いやあああ素晴らしい。

 観たものが、空間が素晴らしくてお家までの

 全ての雑音を耳に入れたくないし目にいれたくない。

 

・最後の幕切れの膝をつく藤原竜也石原さとみの尊さ。美しさ。見た通りの見た目が美しいのは分かりきったことだけど、2時間強の物語で辿ったプロセス、時間を感じられる顔つきに心をうたれた。

 

・最後まで音楽がとても素晴らしくてCDにして欲しい。

 

1幕

(幕間中メモ)

 ・ピアノの音楽そのものと、掛かるタイミング、音量、すべて素晴らしい。キャラクターの感情と物語が動くときに情緒を誘う素晴らしさ。

 

・一面真っ赤な彼岸花。傾斜舞台。中央奥に扉。

 

・宮本さん、横田さん、吉田さん、シェイクスピア のことばが身体に染み込んでいるのを感じてとても聞き心地がいい。言葉が全く浮いていなくて心から発せられているみたいに自然。すごい。

 

・舞台中央の奥に扉があり、そこに向かって傾斜になっていてハケの感じが勢いいい。

ヘレンが走ってハケるの赤いステージとの対照でとても綺麗。ふりむいて→走るの構図

物語に疾走感?ついて高まる。

 

(振り返り)

・幕開き真っ赤な彼岸花を染める真っ赤な明かりがとても強烈だった。

 明るいというよりも、そではない複雑なものが始まる雰囲気だった

 

第一幕一場 ルシヨン、伯爵の邸

・幕開き中央奥から入ってきて舞台を焦燥感を持って行ったり来たりするヘレン

 初観劇作品だから今意味が分かった。恋してるバートラムがフランスへ行ってしまう 

 のに何もできない焦燥感。

 

・貧乏で下級だが優秀な医師だったヘレンの父が残した部屋?

 大きい人体模型、骨のと筋肉が付いたもの、不気味だった。

 真っ赤な彼岸花も含めて赤色がこの作品のいろんなテーマに絡んでいて

 状況によって美しく見えたり、不気味に見えたり、見え方がたくさん変化するのが

 面白い。

 

・ヘレン(石原さとみ)の嘆きが常に最大限の声の出し方で、チェーホフ味を感じた。

 聞き心地がよいわけでもないけど、ここで純粋で清らかな女性というイメージに加えて狂気の片鱗を感じた。これが第二幕につながっていてすごいなあと思った。

 

第一幕第二場 パリ、王宮

・病に弱る仏王吉田鋼太郎さん、ベッドに横たわっているのに話す中で、勢い余って

 絶妙に起き上がるみたいな姿勢を繰り返していて腹筋すごい。超絶腹筋のある病人の

 ようですごいと思った。吉田さんの発する台詞の抑揚が素晴らしい。

 

・仏王とヘレンが約束をするシーンで、またしても吉田さんの台詞回しに圧倒される。

 目がすごい。権力ある立場でありながら、お願いするときは自分の信頼をすべて託す    ような姿勢で、目に迫力があった。

 

~第二幕第五場 

・バートラムがなぜそこまでヘレンを毛嫌いするのか拒絶するのかよくわからなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

・青い光で紫ぽい雰囲気になる真っ赤な花

 

・舞台中央の奥に扉があり、そこに向かって傾斜になっていてハケの感じが勢いいい。

ヘレンが走ってハケるの赤いステージとの対照でとても綺麗。ふりむいて→走るの構図がテンポいい

 

一幕ラスト 

石原さとみ独白→剣の打ち合い

 

ヘレンの想いの高ぶりと

バートラム(藤原竜也)の決意がMAXに高まり

気持ちのよい幕切れ

 

 

 

 

 

 

終演直後メモ

・いやあああ素晴らしい。

 観たものが、空間が素晴らしくてお家までの

 全ての雑音を耳に入れたくないし目にいれたくない。

 

・最後の幕切れの膝をつく藤原竜也石原さとみの尊さ。美しさ。見た通りの見た目が美しいのは分かりきったことだけど、2時間強の物語で辿ったプロセス、時間を感じられる顔つきに心をうたれた。

 

・最後まで音楽がとても素晴らしくてCDで欲しい。

 

・ダイアナ:山谷花純

 バートラムが心をヘレンに戻し、みんなが笑顔に包まれると同時に地に落ちたように、力が抜けたように、静かに崩れた時の表情、演技が素晴らしかった。

 

 

2幕  

・幕開けざわざわしたところに、ルシヨン伯爵夫人が話しながら入ってきて、その第一声に合わせて客電消えた。それがとても急に感じて「音楽なしなんだ!そうか!」となった。

 

・パローレス:横田栄司が仲間に騙されて目隠しをされ捕らえられ、敵のふりをして尋問されるシーン。

→劇で1番笑えるシーンかも。横田さんの技量半端ない

 

 

 

 

四月大歌舞伎 第一部『小鍛冶』観劇メモ

四月大歌舞伎 第一部『小鍛冶』観劇メモ

 

第一部『小鍛冶』

   童子/ 稲荷明神 ・・・市川猿之助

   三條小鍛冶宗近・・・市川中車

   巫女・・・中村壱太郎

   弟子・・・市川笑三郎

   弟子・・・市川笑也

   弟子・・・市川猿弥

   勅使橘道成・・・市川左團次

 

てきとーなあらすじ

天皇に刀を打つよう命じられた名工の宗近は、自分の力量が足りていないと悩み、奇特を得ようと稲荷山を訪れる。祈る宗近の前に忽然と童子が現れ、事のすべてを知っているかのように話しかけると、協力を約束し姿を消した。その存在を理解した宗近は鍛冶場へ戻る。巫女や弟子たちが入念な準備を施した神聖な鍛冶場で宗近が祈りをささげていると稲荷明神が現れる。刀鍛冶に取り掛かると、互いに息の合った間で打ち合い見事な刀ができた。宗近がそれを道成に差し出すと、見事な出来をほめたたえた。

 

4月5日(月)3階6列   4月20日(火)3階6列

中車(香川照之)さん登場

姿勢、所作、オーラ、歩き方に目を惹かれる風格がありうっかり「幸四郎さん?」となる。中車さんです。

 

中車さん舞踊

登場から一貫して通常の中車さんよりかなり背が高い錯覚が起こっている中、

しっかりとした体幹によって気高く、かつ美しい見事な動き。

あまりの素晴らしさにうっかり「本当に中車さん?」となる。中車さんです。

 

歌舞伎を観るようになってまだ一年経ってないけど、ここで一旦過去に観た中車さんを振り返ってみる。八月『与話情浮名横櫛』和泉屋多左衛門、十二月『心中月夜星野屋』星野屋照蔵。あれ二つだけか。中車さんについて語る権利なし!

 

でも多左衛門、照蔵のような役回りとTwitterでたまに見かける虫大好きという

イメージを持っていると、今回の宗近はかなりギャップを感じた。

そのギャップを持って登場から威厳を放ってるんだから凄まじい。

もしかして:ギャップ萌え

 

最初宗近は、天皇に見合う技が自分にはないのでは?と悩んでいたから稲荷山に行くわけだけど、それが「不安」という感情ではなかったのが中車さんの素晴らしさだと感じた。その姿勢も含めて名工としの威厳、エゴなプライドではなく純粋な気高さ、が表れていた。

 

童子 猿之助さん

「うわ!なんか出たー!」と言いたくなるご登場。THE童子

照明演出もあり、かなりスピリチュアルに、厳かな雰囲気。

動き出すとやっぱりスピリチュアル。動くスピリチュアル!素晴らしい!

猿之助さんの歩きというか歩み、前後移動動作は、人間感がない。

身長が高くないからこそできる技か、重心が低いだけではない異様なパワーを感じる。

猿之助さんの舞踏はずっと観ていたい。オンリーワンの技。

 

稲荷明神 猿之助さん

花道からの登場!

シルバーに輝く、ほんきで、神様。ほんきで!

いやあ歌舞伎以外でここまで幻想的というか、文字通りに神々しい、瞬間を体験したことがない。ここでしか体験できないんじゃないかと思う。

息を呑む気迫と輝きと踊り、猿之助さんは人間ではない。

 

稲荷明神は神様である。

神様は人間ではない。

猿之助さんは稲荷明神である。

 

ならば猿之助さんは人間ではない。

 

そういうことである。(違う)

刀を打つシーン

音の響きと言い、音楽としての素晴らしさといい、踊りまで

ひたすらに贅沢、贅沢、贅沢なひと時。

この感動をどうしたら言葉で伝えられるだろう。

 

巫女 壱太郎さん

大好きな女形の壱太郎さん。艶やかでひとつひとつの所作が美だと感じる。

時間に奥行きが感じられる、かわいらしさというか、美しさ、佇まいが素晴らしい。

 

弟子 猿弥さん

存在が太陽!!(笑)

おどけたように見えて、恰幅のいいようにみえて、

かなりな体幹マッチョを感じる素晴らしい動き。

もはや重力もコントロールしてそうな軽やかな動きに、4人いるシーンで壱太郎さんと猿弥さんを見るだけでも目が足りない事態。

 

軽やかで、まろやかで、ちゃっかりマッチョ

でもそれさえも感じ取らせないようなおちゃらけた雰囲気。

なんだか恐ろしいすばらしさ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

冠徹弥×高橋ちえ ヘヴィメタな忘年会トークイベ

新宿ロフトで「Forever Shinjuku Loft×Player〜music with you! 楽器探検隊」というトークイベントに参加してきた!

MC:高橋ちえ
ゲスト:冠徹弥(THE冠)

 

すっごく楽しかったあああ!!

実はずっと冠さんのライブ行ってみたいと思いながらも、一人で行く怖さに勝てずこれが初参加。まずは、トークイベントから場慣れしようという魂胆。

 

冠さんとの出逢いは2018年の劇団☆新感線『メタルマクベス 』シリーズ。

豊洲の360°回転シアターで新感線がキャストを分けて3シーズン公演を行っていて、冠さんはその1と3に出演されていた。

 

マクベスの核心がしっかりとあるのに

馬鹿みたいに面白い宮藤官九郎さんの脚本と、

いのうえさんの演出に、贅沢なキャスト。

 

作品のクオリティがもうすっごくて怪作なんだけど、そこで鬼美声シャウトを連発していた冠さん。

一声聴いた瞬間に「まじで!?これ誰!!!」と唸った。まぢか。こんな声出せる人いるのか!!と。

 

一幕終了と同時に豪速球でググり倒して「冠徹弥」を知る。そして、season1のチケットをリピ買いした。

 

全席15000円

 

大学1年生の私には鬼高かった。

それぼどに感服していた。

 

最初は橋本さとしさんと濱田めぐみさん目当でチケットも高いから、1を1回だけ観る予定がリピートし3のチケットも購入。

 

ちなみに3は浦井健治/長澤まさみさんペア。しっかしここでも冠徹弥さんのシャウトに魅せられて完全にノックダウン。

 

そこからYouTubeでググって最初に見たのが

The 冠の『傷だらけのベビーメタル』のPV。

 

これがもう爆発的に面白くて永遠に笑った。

 

いやあこんな元気でることある?

すごすぎた。

 

そこからPV見てニタニタして

Amazon Primeで聴き込む日々が続き(CD買え)

気づいたら日常にThe冠が溶け込んでいた。

 

それから約2年。2020年11月20日

やっとクラブとか怖いという呪縛に勝ち、思い切ってトークイベントのチケットをげっと。

 

12月8日。

いつも通りきったねえ新宿をつっぱしって初の

新宿ロフト!!

趣深めな店内の装飾にうお〜となる。

 

素敵な会場に、冠さんのギター!

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で!ついに!20:00!

ドキドキMAX 

 

そこに出てきたのが完全フル装備の冠さん!!!

 

心の中でうおーーーと言ってたら

初っ端からあの、シャウトが!!!

 

トークイベントだから聞けないと思っていた

シャウトが目の前で!!!

うおーーーー!!

えーーー!!まじでーー!!!(語彙力)

 

10歳の時からラブだったGagaちゃんのライブに初めて行った13歳の時のあの興奮と同じ!

 

冠くんだーーー!!!! (語彙力)

 

まじで、語彙力という語彙力が吹き飛び

頭の中をめぐる「やばい」の3文字。

 

まじ、やばい。

 

MCの高橋ちえさんが仰ってたように

超にこっにこっのええ顔でお話されていて

もう本当に幸せだった。

 

時間と空間を共有できる喜び!!

 

生で浴びる冠さんの熱量!

 

冠さんの人生を辿るようなお話やメタルのことなど、楽しい楽しいお話を沢山聞けて

さらに、冠さんのギター生演奏も!

 

死ぬほど笑ってほんとに贅沢で素敵な時間だった。

 

いや全部事細かに書き散らしたいけど、

アーカイブが2週間あるようなので続きは

インターンのESの自由欄に書いときます(殴)

 

これほんと見てほしい!!

新宿ロフト×Player「music with you!〜楽器探検隊」に冠徹弥さん(THE冠)降臨 | Player On-Line

 

最後に物販もあってTシャツを購入

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めっかわ!

 

冠さん自ら対応してくださり

チェキのセルフィーを目の前で撮って

頂いたたりもしちゃった。さちぃ。

 

ああ幸せだあ。

最高に素敵な時間をありがとうございました。

 

 

今日朝起きてるんるんで「日本のヘビーメタルアンコールTOUR2021~東京編~」の先行チケットを購入。

 

2月20日が地獄楽しみ!

 

わーい!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020/12/7 今日知った言葉

今日知った言葉リスト。

 

expire 死ぬ   期限が切れるという意味はしってたけど死も含まれるの面白い。

ineffectual 効果のない、無能な

mercenary 形:お金目当ての 名:傭兵   意味深。

 

低劣:人としての品位が低い

ディレッタンティズム:芸術や学問を趣味として、道楽として楽しむ!

ディレッタント:好事家

好事家:普通の人が興味を持たないようなものに興味を持っちゃう人。

 

 

 

 

Kバレエ『くるみ割り人形』@オーチャードホール 12/3

 

10月の『海賊』ぶりの人生二回目のバレエ。

熊川哲也さんのKバレエ『くるみ割り人形』をU25の3500円で。(大感謝)

www.k-ballet.co.jp

まず、会場入ってパンフレット3000円に目がくらんだ。まじか。

歌舞伎座の歌舞伎一部見れちゃう値段だと貧困思考をフルに働かせた結果、

それでも購入。たぶん10年後の自分が喜ぶ。

なんかクリスマス仕様できらきらしてるし、キーホルダー(使い道のない)もついてて

見ててとても心地よい見た目をしてる。

 

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中身は過去公演の写真をたくさん用いてあらすじ紹介。稽古風景、プロフィール等。

舞台評論家、舞踊評論家、音楽ライターさんの寄稿がとても読みごたえがあって満足。

たまに大型ミュージカルで内容のない写真だけのパンフレットを買ってしまった日には

開演前から盛り下がるから、文章があって嬉しかった。

 

自分の教養のなさに改めて落胆したけど、この作品は誰もが知る名作だという。

調べたら初台の新国立劇場も上演中だった。

渋谷に向かう電車で調べたから、会場間違えたかのと思って焦ったけどそういうことらしい。

 

演出・振付:熊川哲也

原振付:レフ・イワノーノフ

オリジナル台本:マリウス・プティパ

音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー

舞台美術・衣装:ヨランダ・ソナベンド

照明:足立恒

指揮:井田勝大

管弦楽:シアターオーケストラトーキョー

 

今(12/6 20:44)思い返して頭に浮かぶのは、美しい美術。

豪華絢爛なお屋敷のクリスマスパーティーの世界が舞台上に広がっていて、

クリスマスの日独特のあの暖かい空気に満ち溢れていて、それと対照的に

窓から見える暗くて寒そうな外。

 

この窓がなかったらここまで幻想的な雰囲気は出ていなかったと思う。

 

人生で初めてディズニーのエレクトリカルパレードを見たときの胸の高まりそのもの。

実に18年ぶりのきらっきらの胸の高まり。

 

それに、雪が降るシーンもまた美しい!

実生活では全く降らないでほしい雪も舞台上だととっても尊く、美しいものに見えた!

なんだあのセットは!

 

人形の国のシーンはどこも、裕福で数人兄弟のお家のおもちゃ箱を広げたような世界。

おもちゃの兵隊の行進が美しすぎて笑ってしまった。

はるか昔にテレビで見た北の行進よりもぴっちりそろっていた。

 

バレエダンサーすごい。

ほんとにすごいんだけど、人がコロナ禍に慣れてしまように、

どんなに超人技だとしても数回見たら飽きてしまうもの。

 

それでも「うおーー」と

唸る幸せな時間だった。

 

きっと演劇にしたら半分以下の上演時間にできそうだけど、

そこをわざわざ時間を止めて動きをしっかり見せるのがバレエ。

 

バレエのルール知らないから分からないけど

やっぱりストーリーの時間を止めて技を見せるだけの時間はもう少し短くしたほうが

作品として面白いかもと思った。

 

いやバレエ界では当たり前の見せ場かもしれないけど、

ペアが踊るたびにミニカーテンコール見たいのを×6ぐらいやると

ストーリーが大分間延びした印象があった。

 

そんなことも考えつつも本当に素敵な作品でした。

バレエ、また観たい。