ダッ.

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熊川哲也 Kバレエ『海賊』@オーチャードホール 10月15日14時公演

wowowで英国ロイヤルバレエの『不思議の国のアリス』を観てから、言葉なしに身体表現だけで物語を紡いでいくバレエの面白さにはまりつつあった2020年。

ようやく劇場で観れた。

その初生観劇作品がKバレエの『海賊』。

 

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昨日まで熊川哲也さんのことを知らなかったド素人が、放置していたブログを再開するレベルでるんるん

 

きっと誰もこれを読んでないだろうから事細かに書いちゃおうと思う。

 

開演前にパンフレットを購入。一般的な演劇のパンフレットの相場は1500円~2500円だけど、Kバレエは3000円でした。ちょびっと高いけど、文字数が豊富なタイプで大満足。たまにある写真9割タイプが嫌い人間なので、文字がたくさんあることのうれしさね!

 

パンフレットはお客さんが作品の中に入る前に最後に触れる媒体であると思うから

とても重要な橋渡し役だと考えていて、演出家とかの考えだったりがしっかり書かれていると、もう100%の状態で開演を迎えられる。

私はいつも開演前に客席で熟読するから、もはや本編の一部。

 

今回も熟読して完璧な状態で待っているところに出現したのが大きな航海図。

SSでサーチするという演出に一気に作品の世界にトリップ。

明るくなると透けて見える船に乗る海賊たち。なんだこの演出のかっこよさは!!

名前なんていうんだろ、明るくなると透けて、暗くなるとただの布に見えるやつ(笑)

 

海を表す美術も何が何だか分からないけどすごいんだよ。

あれは布なのか?

野田秀樹がよくやるやつに照明効果をプラスしたようなかんじのやつ。

 

航海図、透ける、航海図、透けるを繰り返して

情景を掴むエピローグ。視覚的にもうすごかった。

 

音楽は「あ、録音の音だな~」とわかる音だった。

最近生オケ作品をたくさん観劇してたせいだけど、やっぱり録音では立体感に欠ける。

生演奏だったらどんな感じなんだろうと少し考えたけど、でも十分な音質で全く不快ではなかった。

 

幕が開いたあとは、もうひたすらすごいんだよね。 (感想になってない☆)

軽やかに飛んだり静止したり、もうメリハリと間とすべてがすごい。

 

今まで劇団四季とかでもバレエシーンはあったけど、やっぱりバレエ専門の体つきをしているだけあってバレエがすごい。         (感想になってない☆)

 

観ていてとても心地がいい、最高に快。

 

あと思っていたより演劇性があって面白かった。

ダンスはダンスっていう感じでなく、

普通の演劇のように、感情のやりとりが身体と音楽を通してしっかり表現されていて

ハイブリット感が素晴らしかった。

 

事細かに感想書くと言ったくせにこの薄さ逆にすごい。

 

でもそんな感じ。

 

とりあえず12月の『くるみ割り人形』のチケットを購入したので楽しみ。